PXC Weekly Journal #26 2025/09/18

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こんにちは!ピクセルカンパニーズ広報のYです。
今週のピクセル・ウィークリー・ジャーナルをお届けします。

2025年9月9日〜15日の週も、AI・GPU・データセンター・半導体分野に関して、注目のニュースが目白押しでした。とりわけ、NVIDIAを軸としたグローバルな連携・投資、そしてAIクラウド基盤の強化に関する動きが目立ちました。

それでは早速、今週のピックアップニュースをどうぞ。

ピックアップニュース(2025年9月9日〜15日)

① OpenAIとNVIDIA、英国で数十億ドル規模のデータセンター投資を準備中

米OpenAIとNVIDIAが、英国で大規模なデータセンター建設に向けた数十億ドル規模の投資計画を進めていることが報じられました。ロンドンのNscale Global社と提携し、生成AI時代に対応した計算インフラを構築する構えです。現地報道によれば、OpenAIのアルトマンCEOとNVIDIAのフアンCEOも今後の公式発表に立ち会う予定で、英国をAIインフラの重要拠点とする姿勢がうかがえます。

ソース: OpenAIとNVIDIA、英国でデータセンター投資を発表へ

② Supermicro、NVIDIA「Blackwell Ultra」搭載サーバーの量産出荷を開始

Supermicroは、NVIDIAの次世代GPU「Blackwell Ultra」を搭載したAIサーバーの量産出荷を開始したと発表しました。最新のプラグ&プレイ型ラックシステムも含めた製品群は、AIモデル学習に最適化された構成となっており、クラウド・エンタープライズ企業に向けて順次納入予定です。同社の株価はこのニュースを受けて急上昇し、年初来では約50%の伸びを記録しています。

ソース: Supermicro、NVIDIA「Blackwell Ultra」搭載製品の量産出荷を開始

③ CoreWeaveとNVIDIA、63億ドル規模のクラウド容量契約を締結

米CoreWeaveは、NVIDIAと63億ドル(約9,400億円)にのぼるクラウドコンピューティング容量の契約を締結しました。契約期間は2032年までとされ、NVIDIAが未販売分のクラウドリソースを保証購入する内容です。この契約はCoreWeaveにとってリスク分散となり、NVIDIAにとっては計算資源の確保を容易にするもの。AIインフラ市場での両社のプレゼンスを強化する動きといえます。

ソース:CoreWeaveとNVIDIA、63億ドルのクラウド容量契約を締結

④ Alphabet(Google)、時価総額3兆ドルの大台を突破

Googleの親会社Alphabetは、9月15日付で株式時価総額が3兆ドルを初めて突破しました。ChatGPTやGeminiをはじめとした生成AI分野での展開が加速し、年初来で32%以上の株価上昇を記録。反トラスト裁判の進展も好感され、Apple・Microsoftに続く「3兆ドルクラブ」入りを果たしました。AIの社会実装が進む中で、テック大手の評価が新たなステージに入ったことを象徴する動きです。

ソース: Alphabet、時価総額3兆ドルの仲間入り:AIブームで株価急伸

⑤ Apple、超薄型「iPhone 17 Air」など新モデル発表

Appleは「iPhone 17」シリーズを正式発表し、過去最薄の「iPhone 17 Air」や高性能な「17 Pro」など複数モデルを投入します。価格は999ドルからで、AIチップ「A19 Pro」や液冷技術を搭載するなど、処理性能とバッテリー効率が大幅に強化されました。円安が進む日本市場でも高価格帯需要は底堅く、Appleは買い替え需要の喚起を狙い、年末商戦に向けた布石を打っています。

ソース: Apple、薄型「iPhone 17 Air」など新製品群を発表:年末商戦に向け刷新

世界の情勢と今週のテーマ

今週は、NVIDIAを軸としたAIクラウド基盤の強化が特に目立ちました。OpenAIとの連携やCoreWeaveとの大型契約、SupermicroによるBlackwell Ultra製品の本格出荷など、サプライチェーン全体に波及する戦略投資が進行しています。
また、GoogleやAppleといった米テックジャイアントの株価上昇や新製品投入も重なり、年末にかけての市場活性化が期待される一週間となりました。

来週も、最新のニュースをわかりやすくお届けします

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