PXC Weekly Journal #25 2025/09/09

フレームイラスト

こんにちは!ピクセルカンパニーズ広報の Y です。
今週のピクセル・ウィークリー・ジャーナルをお届けします。

9月2日〜8日の週も、国内外で AI・GPU・データセンター・半導体分野の注目ニュースが盛りだくさんでした。
それでは早速、今週のピックアップニュース。

ピックアップニュース(2025年9月2日〜8日)

① 中国テック大手、米政府制止にもかかわらずNVIDIA製AIチップを熱望

中国のアリババ、バイトダンス、テンセントなどのテック企業は、政府が海外製チップの調達制限を呼びかけているにもかかわらず、NVIDIA製AIチップの入手に積極姿勢を崩していません。性能を制限された「H20」の調達に加えて、最新アーキテクチャ「Blackwell」世代のB30Aチップにも強い関心を寄せており、価格はH20の2倍でも性能は最大6倍とされ、投資価値は高いと判断されています。

ソース: 中国テック大手、政府制止にもかかわらずNVIDIA製AIチップを希望  

② 欧州初のエクサスケールスーパーコンピュータ「JUPITER」、NVIDIA GPU搭載で稼働開始

ドイツ・ユーリッヒ研究所にて、欧州初となるエクサスケール級スーパーコンピュータ「JUPITER」が正式稼働。NVIDIA GPUを搭載し、世界第4位の処理性能を誇ります。気候予測や創薬、量子化学など多様な科学分野で活用が期待されており、欧州のAI独立性を強化する象徴的インフラと位置付けられています。

ソース: ドイツ、欧州初のエクサスケールスーパーコンピュータ「JUPITER」を稼働

③ OpenAI、Broadcomと提携し独自AIチップ開発へ。2026年運用開始目指す

OpenAIは、主要サプライヤーであるNVIDIAへの依存を減らすため、Broadcomと協力して独自のAIチップを開発。2026年の運用開始を目指します。Google、Amazon、Metaなどが独自半導体を手掛ける中、OpenAIもインフラ内製化に動く形。競争力維持とコスト最適化が狙いです。

ソース: OpenAI、Broadcomと共同でAIチップを開発へ

④ 米政府とビッグテック、AI教育分野に3億ドル超の支援策を発表

ホワイトハウスでのAI人材育成サミットにて、Google、Amazon、MicrosoftらがAI教育支援策を発表。Googleは1.5億ドルを拠出、Amazonは400万人へのAI訓練と1万校への教材導入を表明、MicrosoftはCopilotの教育無償提供を進めるとしています。国家戦略と民間の連携が進む中、AI人材確保が加速しています。

ソース: AI教育サミット:テック企業が総額3億ドル超を支援
 

 世界の情勢と今週のテーマ

今週は「分散から集中へ」がキーワード。OpenAIの自社チップ化、欧州JUPITERの独立型スーパーコンピュータ、教育分野の米国集中投資など、グローバル企業や国家が自前インフラとAI人材の確保に本格着手する動きが鮮明になりました。一方、NVIDIAは中国・欧州市場を軸に依然としてAIエコシステムの中心にあり、その成長力は継続的に注視すべきポイントです。

いかがでしたでしょうか?
来週もAIや半導体をめぐる最新トレンドを、わかりやすくまとめてお届けします。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました

一覧に戻る

一覧に戻る

Recruit

採用情報

一緒に働く仲間を
募集しています。

Contact

お問い合わせ

ご依頼、ご相談など
お気軽にお問い合わせください。