PXC Weekly Journal #22 2025/08/21

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ピクセル・ウィークリー・ジャーナル (2025年8月12日〜8月18日)

こんにちは!ピクセルカンパニーズ広報のYです。

今週のピクセル・ウィークリー・ジャーナルをお届けします。
8月12日〜18日の週も、国内外でAI・GPU・データセンター・半導体分野の注目ニュースが盛りだくさんでした。

それでは早速、今週のピックアップニュース。

ピックアップニュース

① 米国がAIチップ輸出に追跡装置を仕込む報道、NVIDIAが否定

米国政府が、中国へ輸出されるAIチップ「追跡装置(トラッカー)」や「キルスイッチ」を仕込んでいるという報道が浮上し、業界に大きな波紋を広げました。これに対しNVIDIAは即座に反論。「我々の製品に秘密の装置を仕込むことはしていない」と明言し、安全性・透明性を強調しました。

この背景には、米中間の技術摩擦や国家安全保障上の懸念があります。米政府はAIチップの軍事転用や技術流出を防ぐため、輸出管理を強化する姿勢を取っており、今回の報道はその一環と見られています。
  ソース:「我々は製品に秘密の追跡装置を仕込んでいない」 ― NVIDIA、米政府によるAIチップ追跡報道に反論

②サムスン、HBMに注力しAI時代のメモリ戦略を加速

 サムスンは、従来型のファウンドリ(受託生産)投資を縮小し、AI時代の中核技術である高帯域幅メモリ(HBM)への集中投資を明言しました。特に、16層構造のHBM3やハイブリッドボンディング技術といった先端開発に注力しています。

この戦略は、ChatGPTをはじめとする生成AIによるメモリ需要の爆発的増加に対応するもので、AIデータセンター向けメモリの性能競争で先手を打つ狙いです。TSMCやSK hynixとの競争が激化する中で、メモリ専業から脱却した「AI時代の統合半導体企業」を目指す構えが見えます。
  ソース:サムスン、従来型ファウンドリ投資を縮小しHBM開発に集中

③ 元Intel/AMDのRaja Koduri氏、新興Oxmiq LabsでGPU再設計に挑戦

かつてIntelやAMDでGPU開発を率いたラジャ・コドゥリ(Raja Koduri)氏が、自身が率いる新興企業Oxmiq Labsにて、GPUをRISC-Vベースで「ゼロから再設計」するという意欲的なプロジェクトに着手しました

中心となるのは「OxCore」というIPで、Python環境でCUDA互換コードを実行可能にする「OXPython」など、AIアプリケーションをより柔軟・効率的に処理できる次世代アーキテクチャの構築を目指しています。

まだ詳細スペックは明らかにされていませんが、「オープンアーキテクチャ × AI」によるGPUの脱NVIDIA依存を模索する象徴的な動きとして注目を集めています。
  ソース:元Intel/AMD幹部ラジャ・コドゥリ氏、RISC-Vベースの新GPUアーキテクチャを発表

④ NVIDIA・AMD、中国AIチップ売上の15%を米国に納付する協定成立

 米政府は、NVIDIAの「H20」やAMDの「MI308」といった中国向けAIチップの輸出を条件付きで認可しました。その条件とは、対象製品の売上の15%を米国政府に納付すること。いわば「AIチップ税」ともいえる新たな制度です。

この協定により、米政府は経済的にも対中技術輸出を管理する仕組みを構築し、企業側は収益確保と規制順守を両立することとなりました。中国市場を維持したい半面、安全保障リスクを回避したいという複雑な思惑が交錯する象徴的な措置です。
  ソース:NVIDIAとAMD、中国AIチップ売上の15%を米国に支払いへ ― 米国政府と協定成立

世界情勢と今週のテーマ

今週は米中間の技術摩擦と企業戦略の変化が鮮明になりました。
  米国は安全保障上の理由からAIチップの輸出規制や新税を導入し、中国市場へのアクセスに強い制約を課しています。
  一方、企業側は規制に適応するため、仕様削減版GPUの投入や新アーキテクチャ開発、HBMメモリへの投資強化など、次世代需要を見据えた戦略を加速させています。

政策とイノベーションがせめぎ合うなか、AI半導体産業は今後も大きな転換期を迎えることになりそうです。

いかがでしたでしょうか?
  来週もAIや半導体をめぐる最新トレンドをわかりやすくまとめてお届けします。
  ここまでお読みいただきありがとうございます。
  それではまた来週の「ピクセル・ウィークリー・ジャーナル」でお会いしましょう!

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