
PXC Weekly Journal #21 2025/08/14
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2025.08.14

ピクセル・ウィークリー・ジャーナル (2025年8月5日〜8月11日)
こんにちは!ピクセルカンパニーズ広報のYです。
今週のピクセル・ウィークリー・ジャーナルをお届けします。
7月29日〜8月4日の週は、国内外でAI・GPU・データセンター・半導体分野の注目ニュースが盛りだくさんでした。
それでは早速、今週(2025年8月5日〜8月11日)のピックアップニュース。
ピックアップニュース
① エヌビディアとAMD、中国売上高の15%を米政府に支払いへ
8月11日、米エヌビディアとAMDが中国向けAI半導体販売収入の15%を米政府に提供することで合意していたことが明らかになりました。
輸出ライセンス発給と引き換えの異例の取り決めで、トランプ大統領は当初20%の取り分を求めましたが最終的に15%で合意したとされています。
専門家からは、前例のない措置であり輸出規制の正当性を損ねるリスクが指摘されています
ソース:エヌビディアとAMD、米政府に中国売上高の15%支払いへ
② 輸入半導体に100%関税、米国内生産企業は除外
トランプ米大統領は8月6日、米国に輸入される全ての半導体に約100%の関税を課す方針を表明しました。ただし米国内での生産を約束した企業には適用しない方針で、約束を破った場合は関税を遡って科すと述べています。
台湾TSMCのように米国工場を持つ企業経由の調達なら主要顧客のエヌビディアへの影響は限定的とみられ、大企業ほど恩恵を受け「最大手が生き残る」との指摘もあります。
ソース:「半導体に100%の関税」、トランプ氏表明 国内生産なら優遇
③ 禁止水準に対応した「DLC-2液冷システム」、SuperMicroが発表
Supermicroは最新のDLC-2直接液冷システムを発表しました。データセンターにおいて空冷比で最大40%の消費電力削減と、20%のTCO削減を実現する技術です。
さらに入口温度45℃まで対応し、水消費も最大40%低減。AI工場など高負荷ワークロード環境での冷却効率向上に貢献します【turn0search7】。
ソース:Supermicro、次世代直接液冷ソリューションDLC-2を発表最大20%のTCO削減を目指す
④ マイクロン、AI需要で6〜8月期業績予想を上方修正
メモリ大手の米マイクロン・テクノロジーは8月11日、2025年6~8月期(第4四半期)の業績見通しを上方修正しました。売上高予想を従来の104億~110億ドルから111億~113億ドルに引き上げ、調整後1株利益や粗利益率も改善予想としています。
生成AIブームによるデータセンター投資拡大で高速メモリ(HBM)需要が急増し価格が上昇したことが要因で、発表後に株価も約3%上昇しました。
世界情勢と今週のテーマ
今週のニュースからは、AI技術をめぐる米中間の緊張と市場のダイナミズムが浮き彫りになりました。
米国は最先端半導体の輸出管理や高関税措置で中国への圧力を強め、企業は規制への対応を迫られています。一方で、中国市場の重要性から妥協策も講じられ、輸出再開や「見返り」要求といった前例のない取引が現実化しました。
こうした政策の駆け引きは、グローバル半導体サプライチェーンの再編や各国のテクノロジー主権確保の動きを加速させています。また、AI需要の爆発的な拡大は企業業績を左右する大きな経済要因となり、半導体メーカーからサーバー企業まで明暗を分けました。
株式市場も政策リスクと需要期待に揺れ動いており、技術革新と地政学が交錯する現在の産業動向を象徴する一週間でした。
・・・
いかがでしたでしょうか?
今週もAIや半導体をめぐる最新トレンドをお届けしました。来週も最新情報をわかりやすくまとめていきます。
ここまでお読みいただきありがとうございます。それではまた来週の「ピクセル・ウィークリー・ジャーナル」でお会いしましょう!

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